PROFILE
カワムラ シュウイチ/kawamura shuuichi
1987年岡山出身。文化が発生する環境や状況に興味を持ち、場の構築やコミュニティの形成によって文化の生成が活発化する環境をデザインするアーティストである。また別の領域と協働していく為の「ネゴシエーターとしてのアーティスト」であり、日々それを実践している。
I am an artist interested in the environments and situations in which culture occurs, and I design environments in which the generation of culture is activated by the construction of places and the formation of communities. I am an also an "artist as a negotiator" to collaborate with other fields, and he practices this every day.
2106
・スカイツリーの為の塩(東京スカイツリー、東京)
2020
・ドリル06
(rusu、東京、ディレクション/参加作家)
・exchanzine
(プライベイト、東京、ディレクション)
2019
・芸術動画ヤミ市
(BUCKLE KOBO 、東京、参加作家)
・孤独と連帯 展
(プライベイト、東京、参加作家)
・黄金町レジデンスプログラム短期
・ドリル05
(rusu、東京、ディレクション/参加作家)
・ドリル04
(web上での公開)
・ドリル03
(gallery freak out、東京、ディレクション/参加作家)
2018
・ドリル02
(gallery TOWED 、東京、ディレクション/参加作家)
・Responding: International Performance Art Festival and Meeting (福島)
・exercise : 多様なプラクティス
(gallery NIW、東京、ディレクション/参加作家)
2017
「字と図」展
(中央本線画廊、東京、キュレーション)
2016
・奥村直樹ノ友達展
(DESK/okumura、東京、参加作家)
・休館する美術館の前でオルタナティブスペースについて話し合う(木場公園、ディレクション)
2015
ロジカル・アート・スクール「situation」(DESK/okumura、参加作家)
◾️基本的な構造
アートという領域でもそれぞれのスタイルや価値観による細分化が進み、それぞれが界隈化し、なかなか界隈以外での交流が起こりにくい課題がある。その課題の解決策であり、同時にアイデアが生成される為の基本モデルでもある「別々のアイデアが組み合わさる」構造をカワムラの全てのプロジェクトに採用されている。この構造により、アイデアの生成の活発化=文化の生成を促す。ここではいう「アイデア」とは一般的な意味でのアイデア以上に抽象的で、「考え方」、「制作方法」、「価値判断」そういったもの全てを指す。
◾️バックボーン
高校生のインターンシップで美術館に行った際に観た横尾忠則の作品にアイデアを得てアート及びデザインに興味を持ち、地元の専門学校でグラフィックデザインとコンセプトメイキングについて学ぶ。またこの頃から、クルーブリタニアやパンクに関するドキュメンタリーを観た影響で文化的なコミュニティ、ムーブメントなどに興味を持ち出す。
その後、就職で上京。その頃、村上隆の「芸術闘争論」を読み、現代美術の制作の仕方がデザインにおけるアートディレクターの制作の仕方に近いことに気付き、独学で現代美術の制作と勉強を始める。
その後、AITのアーティストコースを受講する。そこで、それまで独学してきた現代美術(マーケットベース)とは違う別の現代美術(プロジェクトベース)を学ぶことになる。またAITでは相対的に物事を考えるやり方、対話というコミュニケーションなどを習得する。
自分自身の中で別々のスタイルの現代美術が否定されることなく共存する形となったことが結果的に、様々なアートの在り方に対して客観的に関われるようになる。
島袋八起のプロジェクト「ロジカルアートスクール」に参加する。
ロジカルアートスクールの展示をしたスペース「DESK/okumura」でオルタナティブスペース、アーティストランスペースの実践を学び、コミュニティや場について考えるようになる。そして自分自身でもイベントを企画しはじめる。
Twitter上での呼びかけから始まった現代美術の勉強会「土曜会」の初回のプレゼンターとして参加する。その後運営メンバーとなる。
その後、自分自身で企画したプロジェクトをいくつか立ち上げて実践しはじめる。